オセルノの人々

【渡し守】

ナハル・フルド 
集落外まで舟を渡すことを許された渡し守。性格通りの陽気な語りと、滑るように静かな操船が魅力。後輩との距離感がわからない。
ワイト・プナカ 
ナハルをライバル視する新人渡し守。ぶっきらぼうな態度から勘違いされやすいが女性。操船には丁寧さがやや欠けるが早漕ぎが得意で技術自体は高い。
オネ・ロトルア 
フルドたちを除くと最古参の渡し守。穏やかな爺。ナハルの祖父とは兄弟弟子の関係。最後の弟子としてワイトを取り、大切に見守っている。


【森番】

スムト・オズィル
弓に秀でる西の森番。森の樹々と通じ合う翅を持つが、それゆえに大喰らい。食費をまかなうために人見知りを押して酒場で竪琴弾きをしている。
サルゥ・アワリリ
果樹の知識に長けるスズミカンの森番。森と通じ合う力はないが、その分よくよく学び樹々のことを観察している。火熾しのカサバは父。


【火熾し】

アタ・ムムラ 

 樹々を燃やさぬ「火種」を作り出す火熾し。仕事を愛する職人タイプで、一人で火種と向き合う時間を愛している。頓転館のマヌガは叔父。

カサバ・アワリリ
有翅唯一の火熾し。普段は森に入る森番たちの手持ち灯りを作っている。酒を愛し、人と関わることを好み、家族と過ごすことを尊ぶ男。

【建築】

マヌガ・ムムラ 

建築組合「頓顛館」の長。声がやたら大きく非常に短気だが、面倒見はいい。顔に大きく入った傷は「櫂の雫」のランギと争ったときのもの。

タムジュ・ロトルア

絵描き。看板や看板をメインの仕事にしている。のんびり屋だが仕事への情熱と集中力は本物。頭の布はよすぎる耳の保護のためにつけちえる。

リウ・アワリリ 

建築組合「頓顛館」下っ端兄弟の兄の方。喧しく図に乗りやすいが気はいいやつ。プケと比べると立体認識に強く、図面づくりなども得意。

プケ・アワリリ 

建築組合「頓顛館」下っ端兄弟の弟の方。騒がしく調子に乗りやすいが根はいいやつ。リウと比べると手先が器用で、精密な現場作業なども得意。



【観光】

ランギ・ゴウゴ 

オセルノいちの酒場、「櫂の雫」の店主顔の火傷跡はマヌガと争ったときのもので、現在でも会えば喧嘩ばかりだが、なぜか嫁同士は仲が良い。

ママクアワテワ

ハーブ屋「細枝の椅子」の店主。穏やかで詩的な表現を好む。目と脚が弱いため店からはあまり動かず、入荷などはトルクやベルカに助けられている。

カイカ・アワテワ

オセルノいちの酒場、櫂の雫の歌姫。とかく気ままで自我が強いタイプであり、その様は花のようと称される。寒いのは大変に苦手。夫は行商隊のベルカ。

 

トルク・ロトルア

タムジュのアトリエの1階でカフェ「波色」を経営する青年。フラットな性格。過去「櫂の雫」で修行をしていたため、ランギとは師弟ともいえる関係。



【行商】

ハロレ・ゴウゴ 

行商隊の隊長をつとめ、町の外で集めた服飾に身を包んでいる。ランギの従弟。金勘定にはうるさいが、普段の隊員たちへは放任主義。

ベルカ・アワテワ

新しいもの、未知のもの好きで行商隊に入った男。幼馴染かつ嫁であるカイカの奔放さを「そこがいいところさあ」と真正面から言うタイプ。


【酪・農】

プゥナ・フェヌア

倒木からなる陸地で農業を営むフェヌア。タールフの飼育を行っている。メインの商売は乳業。喋りが非常に遅い。

モアナ・フェヌア

ヨッタが増えすぎたため、農業を営むフェヌアに越してきた。プゥナとは姉妹のような友人。そろそろいいお話が欲しいお年頃。

アイオ・ムムラ 
山との間の倒木に暮らす竹取り。大船廻し屋に竹を運んでもらうかわり、肥料づくりの用地を確保したりしている。寡黙。

【遺物】

テア・レコアタ 

歴史学者を自称し特別な枝名を名乗っている。性格は非常に偏屈で収集癖があり、たまに床が抜けても全く悪びれない。

ミワ・ゴウゴ 

普段は渡し守たちの手配をしている女性。愛想がよく、気が回る。延長でテアの面倒も見ていると思われがちだが、本人は研究に真剣な興味を持っている。


【その他】

フルドの当主 

ナハルの父。

ハサン・オズィル 
スムトの父であり大樹の森番。自他問わず厳しい性格。
セマ・オズィル 
スムトの弟であり次の大樹の森番。優しく心がけのよい少年。

 

ロゥロゥ・ゴウゴ 

ナコの幼馴染。ハーブ屋「花だより」の看板娘。読み書きに熱心。

フルドの奥方 

ナハルの母。

エイレネ・オズィル 

スムトの母。穏やかな性格は趣味は庭仕事。のんびり屋で寛容。

タウ・ゴウゴ 

飯処「たらふく」の店主。息子はプケとリウ。世話好きで豪快。

 

ナコ・フルド 

ナハルの妹。手先が器用。好奇心が強くいたずら好き。

エジェ・オズィル 

スムトの双子の妹。

親切でせっかち。夫との仲は良好。

プル・ゴウゴ 

飯処「たらふく」の店主。腹いっぱい食べさせようとしてくる。